小春日和の日曜日。ジュエリー専門学校の学生による展示会がやっていると聞いて、表参道に来ました。日本で代表的なジュエリー学校「ヒコ・みづのジュエリーカレッジ」の学生が手掛けた、オリジナルのシルバー作品などが展示販売されています。展示会名は「SILVER COLLECTION 2013」。 実は私、卒展というものに行くのは初めて。裏路地を進むと…ありました!ドキドキしながら、中に入ってみました。
入った瞬間、最初に目に入ったのがこれ。
作品名は「本の虫」。ブローチの虫が、厚紙の開かれた本(台座)にとまっているんだけれども、よく見ると、みんな羽に何か書いてあります。むむむ?なんだろう。
なんと、羽には、本の活字が書いてあったのです! しかも、本の開き具合にあわせて字がゆがんでいます。この細部までのこだわりっぷりには驚きました。「本屋さんの定員さんが、一人ひとり制服にこれをつけてたら素敵だなあ。」なんて空想をしていました。本好きの人にはぜひ着けてほしいですね。
次に気になったのは、こちらのコレクション。「PENNYROYAL」というブランド名がついていました。
まるで、ショップの店頭で並んでいてもおかしくないような雰囲気です。その中で、ひときわ存在感を放っていたリングがこれ。
2つの羽がつながり、輪をなしている形のリング。もう既に、使い込まれた雰囲気が良い感じに醸し出されています。持ってみると、かなりの重量感が。翼が生えた気分になれる、ロマンあふれるリングです。
そのほかにも、「わたしの嫌いな物」と題して納豆をモチーフにしたアクセサリーセット(ネバネバの糸が金属によってリアルに表現されていて、感動しました)などのユニークな物から、スカルをモチーフにした、王道のメンズアクセサリーまで、さまざまなオリジナル作品が展示されていました。
休日であったせいか、お客さんは常に入っている状態。出展学生の知人と思われる人から、業界関係者の方まで、静かな雰囲気ながらも活気あふれるコレクションでした。
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